リーダーズトーク

入社以来、スナダ建設の最前線を走り続け、今なお社をけん引する建築部と企画開発部のリーダーたちに、若手時代のエピソードやスナダ建設の未来について語ってもらいました。

取締役 建築部技術部長 下柳田 洋平SHIMOYANAGIDA YOHEI

1978年生まれ。
前建設会社を経て、2003年スナダ建設入社。
2005年1級建築施工管理技士、2012年一級建築士を取得。

取締役 企画開発部長 砂田 雄飛SUNADA YUHI

大手不動産会社を経て、2014年スナダ建設入社。
2018年4月同社取締役企画開発部長就任

20代で得る社会での自由。
大きなモノや金を動かすことも
怖くない

スナダ建設に、それぞれ25歳(下柳田)と27歳(砂田)で入社したお二人。
新人時代は、当社にどんな印象を抱き、どんな思いで仕事に向き合っていたのでしょうか。

下柳田:前の会社も建設業でしたが、そこは細かいルールでがんじがらめ。自分の意見が通らなかったので、スナダに転職して初めて一現場を任せてもらえた時は嬉しかったですね。自分が好きなやり方で自由に現場監督ができて、やりがいある会社やなあ!と感じました。

砂 田:確かに、かなり自由ですし任される範囲も広いですね。一般的には約10年で一棟を任されるようになりますが、そこもスナダはもっと早いのでは?

下柳田:研修期間があるのでいきなり一人で現場に放り出されることはありませんが、2〜3年目からは自社企画開発案件(セレニテシリーズ)を任せてもらえますね。慣れた職人さんが来るので、若手社員でも十分に現場を統率できる。若い人には非常に魅力的な環境ではないでしょうか。

砂 田:企画開発も基本的には個人の好きなやり方で営業ができますし、裁量権も大きいです。入社1~2年で何十億のマンションを建てて売る経験ができるなんて、あまりないことですよね。

下柳田:その金額をよく動かしてるなあ、といつも感心します。金額が大きいと、達成感も大きいのでは?

砂 田:50億の建物を売却した時は達成感がありましたね。一回それを経験すると、あとはもう何十億がきても怖くない。

下柳田:ボスの息子ということにプレッシャーは?

砂 田:プレッシャーではないですが、自分の仕事で社員や職人さんをどう支えられるのか、ということは常に考えていました。何より、頼りない二代目と見られないように気をつけていましたね(笑)。親がユニークなので、私は真面目と言われることが多いですけど。

下柳田:ボスよりユニークな人、なかなかいないでしょ(笑)。

大きな損害も「仕方ない」。
スナダ流失敗の乗り越え方

若手の仕事に失敗はつきものですが、建設業では一度の失敗で生まれる損失がケタ違い。
お二人は、若手の頃の失敗をどのように乗り越えましたか?

下柳田:新人の頃の大きな失敗といえば、土留工事の種類を間違えて、当時で数千万円近くの追加費用を発生させてしまったこと。怒られる!と真っ青になりました(笑)

砂 田:かわいいものです。私なんて、さらに巨額の計算間違いをしたことがありますよ(笑)。扱うお金が大きいので、社歴が長い社員はみんなそれくらいの失敗を平気でやらかしていますよね。でも、失敗しても嘘をついたり隠したりしなければ、「仕方ない」で終わる。大事なのは、どうやってリカバリーするか。

下柳田:私の時も、一回叱られてスパッと終わりましたね。失敗しても後に引きずることなく、当時の上司が四方八方調べ尽くして解決策を一緒に探ってくれました。

砂 田:失敗も解決も自分の責任ではありますが、若い人の失敗はたいてい上の人席が経験しているから、なにかしら解決策を出してもらえることが多いですね。だから失敗のリカバリーが早い。

下柳田:意外になんとかなるから、失敗を隠すこともしませんね。隠す会社も多い中、正直な会社だと思います。

砂 田:それに、正直にやってきたおかげか、個々で失敗はしても、現場で死亡事故0をキープできている。これはスナダのすごいところです。

下柳田:これは本当に奇跡で施工管理と現場所長、協力業者とが気持ちを一つにして現場に向き合っている証拠。この先も記録を更新し続けたいですね。

ルーティンでは面白くない。
新しいことに挑戦して、
成長し続けてほしい。

リーダーの立場になれば、社員の成長を支えることも大切な役割の一つ。
今、奮闘中の若手や中堅社員には、仕事にどう向き合ってほしいと考えていますか?

砂 田:若いうちは積極的に土地を仕入れて売ること。0を1にする仕事に励んでくれればいいですが、脂がのってくる30代になれば、本業以外にも目を向けてほしですね。いろんな業種の人と会って話を聞いてほしい。株価や材料など建築に関わる話はもちろん、一見関係のないような話題でも仕事に活かせることが多いですから。

下柳田:視野が広がると、需要の先読みをして土地の取得ができるでしょうね。

砂 田:そうですね。何より、本業だけじゃ飽きるんですよ。3年も5年も同じ仕事をやっていたら、ルーティンになってしまう。新しいことを自分で探しにいかないと、仕事のレベルも上がりません。

下柳田:建築部でも、知識の幅を広げてほしいというのは同じですね。2〜3年目で任される自社企画開発案件(セレニテシリーズ)はそれほど難しくはありませんが、5年目になれば社外のお客様との折衝が必要な請負物件も任されますし、10年経てば現場所長としての視点も必要になります。

砂 田:現場監督の技量で、その物件の品質の20〜30%くらいは変わる気がしますね。

下柳田:そうだと思います。現場監督がどれだけチームを引っ張って雰囲気を作っているかは、現場に入った瞬間分かりますよ。挨拶の声が大きいとか、掃除が行き届いているとか。小さなことですが、雰囲気のいい現場の建物は品質もとびきり優れています。

砂 田:もちろん一定水準は監督になった社員全員が超えていますが、いい現場を作る所長は、プラスアルファの価値を建物に付加できていますね。

下柳田:今後は、「さすがスナダ」と言われるような品質の建物を全員が建てられるように、社内の講習会で技術面をしっかり教育したいですね。私個人では、コンクリートが好きで日本建築学会に論文発表にも行っているので、興味のある社員はどんどん引っ張っていきたいと思っています。

砂 田:コンクリート好きって、変な奴ですよ(笑)

下柳田:コンクリートは面白いですよ(笑)。みんなに「何やってんだ」と思われても、コアな部分にも興味を持ってくれる次世代を育てていきたい!

楽しく、仲良く。
社会に求められる仕事を
ブレずに貫く

100年企業に向けて歩み出したスナダ建設を、これからお二人はどのようにリードしていくのでしょうか。
また、その先に目指す姿とは?

下柳田:良い建物を作ろうという気持ちは、建築部みんなの中に常にあると思うんです。そのために大切なのが、仲の良い現場を作ること。これに尽きる。監督も職人さんも笑顔で働ける職場を作っていきたいですね。

砂 田:職人さんに、夏にガリガリ君を配ったり雨の日にコーヒーを差し入れする制度も好評ですね。

下柳田:職人さんが80人いたら80本買わないといけないから、あれも大変で(笑)。さすがに最近は現場にアイスボックスを置けるようになりました。雨の日に配るコーヒーも、アチチってなりながら持って走って(笑)。こうした取り組み一つひとつが、現場にいい雰囲気をもたらしているのだと思います。

砂 田:社員同士も仲がいいですね。社歴も役職も関係なく、気軽に喋れます。そもそも、ボスとの距離が近い。ボスのほうから現場に行くし、電話もかけるし。入社1~2年目の社員がこんなに代表と直接喋る会社はなかなかないと思いますよ。

下柳田:仲良く、楽しく仕事ができるのが一番。企画開発部の目指すところは?

砂 田:私は、いつか村や町を作りたいと思っています(笑)。一帯の土地を購入して、スナダの建物ばかりを建てる。それくらいの夢がないと張りがないじゃないですか。

下柳田:面白そうですね!

砂 田:最終的に目指すのは、社会の公器となる会社にすること。事業で得られた利益を、スナダ建設に関わる人だけじゃなく、社会で困っている方々にも役立てたいですね。社会に求められる仕事をし、社会全体の幸せに貢献できる会社にしたいと思っています。